2019.04.12
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ぼくだけがいない写真
先日、実家の古いアルバムを開く機会があり、その中にいくつか
思わず見入ってしまった写真がありました。
それは「私が写っていない私の家族の写真」
私は3人兄弟の末っ子で、上の2人とは10歳以上離れているのですが
この写真は私の生まれる前の家族の写真です。
― 私の記憶より若い祖母や両親 ―
― 仲良さそうにはしゃぐ姉と兄 ―
― みんなの中に入らず外から見ている父 ―
― きっと撮影したのは祖父なのだろう ―
― 俺がいないのに、なんか楽しそうにしてるなぁ ―
私だからこそ、いろいろなことに気づき、思いを巡らせることができる写真。
「写真とは記録」
記録するということは未来へ伝えるということ。
数十年の時間を経て、祖父の撮った写真は私に伝わりました。
家族を持ち、写真に写る両親の年齢に近づき、祖父と同じように
家族にカメラを向ける今の私には、この写真はとても素晴らしく
感じられます。
“もっと家族の写真を撮ろう
自分のため、家族のため、まだ出会っていない誰かのため”
皆さんも時間があれば、実家に眠る写真を掘り起こしてみてはいかがでしょうか。
vanshow