2019.04.26
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こんにちは。
第2回目の写真集のススメのお時間がやってきました。
まさか第2回を迎えられるとは思っていなかったので感無量です。
今回は前回と違って何冊かご紹介できればと思っています。
最初にご紹介するのは、マグナムフォトでも活躍しているAlec soth(アレック・ソス)の
「Sleeping by the Mississippi」
です。
もう別に僕言うこと特にないですねハイ。
名作です。
現代社会を切り取る写真においてアメリカではウィリアム・エグルストンたちの正統な後継者とも言われたりしてます。
この写真集はロードトリップの写真集なのですが、そこに主観性はなくとても客観的な視点で撮影されています。
それはニューカラーの影響だと思うのですが、まだ僕もよくわかってません。
ただめっちゃ好きです。
次にご紹介するのは、海原力(うみはら ちから)さんの
「WHISPERING HOPE」
です。
もう別に僕言うことないですねハイ。
最高です。
見開きから1ページ目から最高です。
これもロードトリップの写真集です。
こんなロードトリップの写真集を日本人が撮れるのかーすげーなーと思いました。
ちなみにこの写真集を知ったキッカケは、Alec sothが2017年に出た写真集ベスト10みたいなのをインスタであげててそこに書いてあったからです。
いやーほんと最高です。
300部限定ですが、まだ国内にも売ってる書店あるので気になった方はYahoo!でググってみてください。
そして最後にご紹介するのは、深瀬昌久の
「鴉」
です。
もう別に僕言うことないですねハイ。
名作です。
Alec sothの「Sleeping by the Mississippi」も深瀬昌久の「鴉」もオリジナルだと10万円はするんじゃないでしょうか?
名作です。(けど最近2冊とも復刻されて1万円くらいで買えるようになってます!最高!)
深瀬昌久を語る上で欠かせないのはエゴイストという言葉ではないでしょうか。
彼は「自分とは何か」ということを探し続けたひとでした。
そのため、妻から(のちに離婚しています)「救いようのないエゴイスト」という題で書かれたコラムに「私をレンズの中にのみ見つめ、彼の写した私は、まごうことない彼自身でしかなかった」と言われています。
昨年はKYOTO GRAPHYを始め、国内で大規模な個展を開催し(深瀬昌久が亡くなった後にトモ・コスガさんという方がスッゴイスッゴイスッゴイ頑張ってそれこそ人生かけて写真展を開催してくれました!マジ尊敬!しかも同い年!マジショック!トモ・コスガさんはブログやSNSもやってるので、興味ある方は是非!)かなり話題になりましたね。
この「鴉」を紹介したのは、Alec sothが世界で1番好きな写真集だからです。全く違う作品を撮っているので驚きました。
さらにこの「鴉」には金沢で撮った写真も何点か掲載されています。
理由は、先程書いた妻(洋子さん)が石川県出身の方だからです。
洋子さんと出会った時、深瀬は恋人が出産直後に子どもを連れて失踪した直後だったそうです。
この洋子さんとの出会いはとても大きな出会いになって離婚後に「洋子」という作品も出しています。
ということで、今回は1人の写真家(今回の場合はAlec soth)から広げていってみました。
同じロードトリップの写真集もあれば、全く違う鴉が好きだったりとても面白いなと思います。
もちろんウィリアム・エグルストンなど他にも色々な写真家が繋がってきます!
こういう探し方もあるので、是非皆さんも好きな写真家を見つけたら色々掘り下げてみてください。
そして、告知のお時間がやってまいりました。
現在、KYOTO GRAPHYのサテライトイベントとして開かれているKG+2019のグループ展に参加させていただいてます。
作品は京都のHOTEL ANTEROOM KYOTO Gallery 9.5にて展示、販売してます。
沢山の写真家さんの素晴らしい写真が他にもありますので、京都にお越しの際は是非お立ち寄りください。
そして、4月30日(火)からは大阪のgallery solarisさんで、二人展を開催します。
こちらも是非是非お立ち寄りください。