2019.10.12
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こんばんは。
野球と中日を愛する小規模飲食店経営者の写真集紹介のコーナーのお時間です。
お相手は毎度おなじみ私、和田です。
今回はですね、1冊だけご紹介しようかと思います。
それでは参りましょうかね。
今回ご紹介するのは
ロバートフランク「THE AMERICANS」
です。
世界で一番有名な写真集と言われているので紹介する必要はないかもしれませんが、一応写真集を見たことがない人や写真はしてるけど写真集は見てないよーって人に写真集の良いところを伝えられたらいいなと思って書いてるので(伝わっているかは不明)。
今回この1冊を選んだのはタイミングというか、ちょうど1ヶ月ほど前に訃報(ロバートフランク永眠 2019年9月9日)がとどいたからですね。
発売されたのは1958年(アメリカでは翌年)です。
この写真集が発売された当時の1950年代のアメリカはアメリカ的価値観の黄金期とも言われる一方で政治と文化が大きく揺れ動いた時代でした。
はじめてこの写真集を読んだ感想は、昔のアメリカを写した写真集だなとかいう中身も外身も何もないアホな感想でした。あの日の僕に出会ったらチンチンを蹴り上げてやってください。
この写真集のことはネットを探せばいくらでも色々なことが書いてあるので、僕の感想はこれくらい(中身も外身もないクソ感想)でいいかなと思います。
もしまだ読んでない方で読んでみようかなと思った方や、読み直そうかなという方がいたら、参考にしてほしいことを書いておきますので、是非そちらを見たり読んだらしてから見直すと、また違って見えてくると思います。
1、ウィリアム・クライン
ウィリアム・クラインとロバートフランクは現代写真に直接的な影響を与えた人として有名です。
スタジオボイスvol.337でのインタビューで森山大道はこう答えているそうです。
「クラインっていうのは、町でも人でも、世界の全てをプレスするじゃない。フランクはもっと優しくてさ、外界をプレスしない」
2、ジャック・ケルアック
ケルアックはアメリカ版のTHE AMERICANSで序文を寄せている人物で、ビートニク(ビート・ジェネレーション)を代表する人物の1人です。
彼の代表作の一つ「路上(オン・ザ・ロード)」を読んでからTHE AMERICANSを読むとさらによく理解できるみたいです。
ビートニクは色々なところに影響を与えていて、THE BLUE HARBなんかも影響を受けいるようです(知らなかったなぁ
あと、ケルアックもフランクも移民です(ケルアックはアメリカ生まれですがフランス系カナダ人移民です)。
アメリカ人ではない人間から見たアメリカが評価されたんですね。
個人的には58年にTHE AMERICANSが発表される6年前にアンリ・カルティエ・ブレッソンが「決定的瞬間」を発表しているのも同時代違うアプローチがあった中でのフランクなりのアプローチが感じられていいなと思います。
ここまでにしましょう!
あとはYahoo!でググりましょう!
僕もそうします!
そして、告知のお時間がやってまいりました!
告知といっても今回はもう終わったことなんですが、まだご覧いただけるのでここでご紹介させていただきます。
今回、トモ・コスガさんのYouTubeチャンネルでポートフォリオレビューを受けさせていただきました。(ゲストは写真家の山谷祐介さん!)
トモさんは以前のブログでもちょこっとご紹介させていただいてて、ずーっとTwitterで追っかけてたんですがまさかこんな形で写真を見ていただけるとは思ってもみなかったので、死ぬほど緊張して、そして死にましたがとても良い経験ができました。
そして、さっきご紹介したロバート・フランクの日本での最後の展示会のタイトルが「もう一度写真の話をしないか」でした。
んー、重なるねー重ねてくるねー笑
どうなるかはわかりませんが、とりあえず写真を続けていこうと思います。
トモさんのYouTubeチャンネルは写真の話が盛り沢山でとても面白いです!
是非色々な動画をご覧になってみてください!