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2020.05.30

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続続続続続々・写真集とかのススメ

はい、こんばんはー。

緊急事態宣言が解除されましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今日は皆さんがお待ちかねの日ですね。

えっ?ブログは別にそんな楽しみにしてないって?

安心してください、知ってますよ。

じゃあ今日は何の日かって?

今日は、そう、プレミアムフライデーですよね。みんな大好きプレミアムフライデー。

さて、そんなプレミアムフライデーの夜にお相手するのは和田ですよろしくお願いします。

 

 

今回はですね、写真集じゃないものをご紹介しようかなと思います。

タイトルに「とか」って付いてるんだしたまには違うものをということで今回ご紹介するのは、「プリント」です。

近年では写真集も作家の1つの作品として捉える流れはかなり強くなってきていて、写真集だからこそできる表現もある中で、やはり「プリント」というのは、1番ストレートな作品ではないでしょうか。

本日は自分が所持している3つの作品をご紹介します。

まずはこちら。

はい、最高ですね。

以前ご紹介したスティーブン・ギルの写真集「The Pillar 」と同じシリーズですが、これは写真集の中には入っていないカットになります。

このプリントの印刷方法は「フォトグラビュール」などとも呼ばれ、写真製版により図像を銅版の上に焼き付けて印刷する方法です。感光乳剤を塗布した銅板に写真フィルムを密着させて光をあてると、露光部分の乳剤は硬くなり、耐酸性となり腐蝕されません。連続した微妙な階調を忠実に刷る事が出来ます。って何かどっかのサイトに書いてありました。

そして額装ですが、今回は作家自身からこんな感じの額装オススメだよってメールをくれたので、それをそのまま作ってもらい額装しました。

写真集で見るのとはまた違う良さがあります。

何よりもやはり存在感が全然違います。

最高ですね。家宝にします。

このプリントはこちらで販売してます。

気になった方はご覧になってみてください。

 

 

次の作品はこちら。

はい、最高ですね。

山谷祐介さんの作品「doors」のプリントです。

これらのプリントは、彼が欧州各国で行ったパフォーマンスを写したプリントで、現地でプリントアウトされた用紙になります。

どのような作品だったかはこちらをご覧ください。

このA4サイズのコピー用紙たちは、以前IACKさんで行われたトークショーの際にいただいたものです。

本当でしたら今頃この「doors」をまとめた写真集が届いているはずだったのですが、コロナの影響で色々と遅れが出ているようで現在まだ手元にはありません。

届き次第またご紹介できればと思います。

で、今回の額装ですが、先程紹介したギルとは違い、こんな風に飾ってねなんてことは1つも言っていませんでした。

むしろ、みんなが家に持ち帰ってどのように飾っているかをSNSなどでメールで送って見せてねなんて感じで。

僕は今回のこの「doors」という作品の、1つの空間で暗闇の中突然のドラムの音と共にストロボにより浮かび上がる一瞬の姿の積み重なりという撮影現場そのものを再現するにはこの額装方法が1番合うかなと思い、こういう額装にしました。

偶然性もこの作品にとっては大事な要素だと思ったので、重ね直しも固定もしていません。そのため、左下は重さでマットからはみ出てきていますが、これもまたいい味になっていると思います。

 

 

そして最後の作品はこちら。

はい、最高ですね。

こちらの作品はドイツの写真家クララ・バールセンの作品です。

いつかクララ・バールセンの写真集もご紹介できればなと思います。

気になった方はIACKさんでチェックしてみてください。

どのような作品かはこちらをご覧ください。

これなんですが、めっちゃデカいんです。

縦120cm横70cm奥行15cm重さ20kgくらいはあると思います。

もうですね、プリントではないです。

なんでそんな大きいか、それはですね、上にも貼りましたがこちらをご覧ください。

しっかりとしたコンセプトに基づいた素晴らしい作品だと思います。

めっちゃお気に入りです。

このクララ・バールセンの作品は世界に5つほどしかなく、その5つ全てがIACKさんでの個展後に販売され自分を含め全て金沢の人が購入していったそうです。

ベルリンで展示されたドイツ人作家の1つのシリーズの作品が全て金沢にあるというのはとても不思議ですが、彼女の意図していたことがまさに現実となっているのですから凄いなと思いました。

今回3作品をご紹介しましたが、一つ目は作家の提案する展示方法で額装、二つ目は自分で作品のことを考えて合った展示方法を模索、三つ目はデカすぎ重すぎで額装不可そのまま置くのみと、三者三様でして、その都度自分ではない作家の作品に対して最適な展示方法を模索するというのは自分の展示にもとても役に立っているように感じます。

現在コロナウィルスの猛威に対してチャリティーで、色々な作家のプリントやポスターが販売されています。値段もリーズナブルで5、6000円〜15000円ほとが多いと思います。

またいくつかプリントとポスターを購入したので、届いたらまたいつかご紹介できればと思います。

そういえば、IACKさんでも現在ヴォルフガンク・ティルマンスが主催のチャリティーポスターの販売してるようなので、興味ある方は是非。