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2020.10.16

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続〜〜〜〜写真集とかのススメ

こんばんは!

いやーまさか中日が2位になったタイミングでブログの順番が回ってくるとは

まさかエース大野雄大が防御率と奪三振二冠のタイミングでブログの打順が回ってくるとは

嬉しいかぎりです!

そうです!

今回の担当はapartのおはDこと和田康平ですこんばんは!(2回目)

今日はですね、前回予告した

この人のことを紹介しようと思ってたのですが、最近flotsambookさんで個展したり六本木にできたANBでグループ展したりアレもしたりコレもしたりめっちゃご多忙のようで、来週月曜日に写真集などを発送していただけることとなったので、また次回の和田ターンでご紹介しようと思います。

それで今回は別のお話を。

唐突ですが、中日の順位のように、アートというのは常に時代に合わせて変化していますよね。

その中でアーティストの役割というのも変わってきているように思います。

前時代までは無かったものを創造して新しい世界を見せることが役割だったのに対し、近現代では既存の何かを破壊することや違和感、違う世界の提示になってきているように思います。

昔は2番打者といえば送りバント!

だったのが最近では超攻撃的2番打者が主流!というのと同じですかね。

ではアーティストというのはどういう人間かというと、僕の中ではアーティストというのはとても簡潔に述べるなら敏感な人であると思ってます。

野球選手は野球が上手い人だと思ってます。

何に敏感かというと社会に対してです。

貧困や社会的格差、人種問題、性的マイノリティ、都市化、環境問題、政治、などあらゆる分野においてこれはおかしい、何か違う、そう感じそれを表現できる人がアーティストなのではないでしょうか。

こんな人野球選手ではないですね。(それは失礼か

そして、新しいモノを創造するには現在の構造を破壊せねばならないため、「破壊的創造」という言葉が生まれたのではないでしょうか。(2番坂本勇人!山田哲人!

僕の最近の写真をご覧になったことがある方ならわかると思うのですのでが、僕は写真を壊しています。

ただ、何か壊したいなって思って漠然と壊してたんですよね、何故壊したいかハッキリとわからぬままに。

そこから生まれてきた写真にも何かしらの意味やメッセージは感じとれていたように思うのですが、それを言語化できずにいました。

で、話は少し変わって、今年3月ごろからコロナウイルスが猛威を振るいましたね。

そこでできた時間に、沢山の写真集を見たり読んだりももちろんしたのですが、1番時間を使ったのは社会のことをもっと知るために、今まで見ていなかった経済や政治、世界情勢というものに目を向けてみました。

これが本当にいい時間になりました。

日本という国や社会は何故今このような状況になっているのか。

Black Lives Matterってなんだろう。

世界はどこに向かい、日本のこれからはどうなるのか。

色々見ていく中で、やはり現状明るい話題は少なかったのは確かです。

けれども、未来に関していえば「えっ?こんな明るい未来の可能性あんの?マジ?」ということも沢山ありました。

例えるならば数年前には考えられなかった中日ドラゴンズの優勝のように、マジかよ未来早くカモーンと思うことが沢山ありました。

ただ待っていても明るい未来は来ない、けれどもこんなに沢山の人が今とは違う明るい未来のことを必死に考え行動しているんだと知れたのはとても大きいことでした。

で、話が戻りましてですね、何かを壊したいのかが、少し見えてきた気がしました。

そして、これから制作していくうえでのキーワードも見つかりました。

今回以外なことが役立ったというか、考え方として参考になったのが色々なことを見ていく中で、店の経営の上で参考になるかなと思って見たブランディングについてです。

ざっくりいうと、ブランディングは「抽象化したのち具体化する」らしいです。

僕が見た中で例として上がっていたのはHERMESでした。

今では押しも押されぬ超ハイブランドですね。

そんなHERMESは、馬術器具のメーカーとして営業している時代に産業革命が起こり車の時代がきて、馬具が売れなくなってしまったそうです。

その時に「最高の馬具を作ります」から「最高の革製品を作ります」と抽象化したらしいです。

そして革製品だから鞄作ってもいいだろ、革製品だから財布作ってもいいだろという風に具体化した製品を作っていったという話でした。

確かに色々な会社のキーワードやキャッチコピーを見てみるとすごく抽象化されているんですよね。

「お客様の笑顔のため」とか「明るい未来のため」とか。

1番ふと浮かんだ中でこれ以上の抽象化はないなと思ったのは、松井秀喜を採用したコマツの昔のCMのキャッチコピー「地球人です」。

もうそれだけ聞いたら何の会社か何してんのか全くわからないですよね。

作品制作においても、一度自分の考えを大きくボヤッと抽象化して、その後写真ならば今撮っている被写体をその抽象化したイメージ照らし合わせて具体化させていくというのは有効な1つの手段のように感じましたので参考までに。

さてさて、現代では色々なモノが今までの枠組みを超えてきています。

写真もその一つですね。

よく聞くのは写真てアートなの?とかいう問いもそのことを表していると思いますが、さらに写真集の世界でもこれって写真集なの?というモノが出てきています。

次回ご紹介する本もその括りで、それらはアーティストブックと呼ばれているようなジャンルになります。

アーティストブックの定義と写真集との違いを説明するのは少し難しいのですが、写真集は作品を網羅したカタログ的な役割も果たすのに対し、アーティストブックの方は作者の作品性が前面に押し出されていて、それ自体が1つの作品と呼べる本、という感じでしょうか。

なので部数もかなり少ない物が多いですし、基本的には限定15部のものが多い気がします。

なので、お値段はそれなりにします。

が、アーティストブックはモノとしての存在感がハンパないです。

パナいです、ほんと。

次回ご紹介できるはずなのでお楽しみに。

それでは次回のブログのターンでも中日が2位の世界であることを願って。

さいなら!

P.S

Black Lives Matterについて興味がある方はこちらを是非ご覧になってください。

貧困問題に関心がある方はこちらをご覧になってみてください。

日本の環境問題やエネルギー政策などに関心のある方はこちらをご覧になってみてください。(本来なら90分あってダイジェストなので気になったら本編見てほしいですが月額制の課金が発生します。けど他の番組もいい番組ばかりなのでオススメです。)