2021.12.15
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こんばんはー!!!!!!!!!!!!!!
いやーすいません、日本シリーズの興奮が未だ冷めずテンション高めでビックリマーク多めですいませんほんと…
今回はその日本シリーズの解説をしません。
そう、しません。どうせさせてもらえないだろうんでしません。
ほんの少しだけ言っていいのなら、第2戦の高橋の完投とマクガフを抑えとして使い続けた高田監督の信頼、この2つが大きなポイントだったと思います。
いやほんと久しぶりに手に汗握る日本シリーズでしたね。
絶対的エース山本由伸に対して次世代のエース奥川が一歩も引かず好投し、まさか山本で黒星かというところからの逆転サヨナラでシリーズが始まり、第2戦は宮城・高橋両左腕の息詰まる投手戦を完投、完封でヤクルトが制しタイで本拠地(都合により東京ドーム、神宮ではない)に戻り、その後も……えっ、結局野球の話してるって?
いやそんなことないでしょ笑
ないない笑
一気に連勝し王手をかけるもオリックスも譲らずまた舞台を変え神戸に戻り、第6戦はこのまま引き分けで第7戦かと思われた第6戦延長12回、代打の切り札川端、魂の一打…いやー車の中で見てたんですが本当感動しましたね。
泣きますよ。そりゃ泣きますよ。
中日フアンですが泣きますよ。
全く中日要素の無いブログになってすいません。
えっ?元中日のモヤが奥川からホームラン打ってたって?
……あなたまさかおはDですか!?
モヤあんな頑張ってたのにその後戦力外になってましたね。
彼は中日在籍時も試合後にナゴヤドーム横にあるイオンで夜飯を買っていたらしく、試合後にフアンがイオンに行ってモヤと写真を撮っていたのは良い思い出です。
これほどプロ野球フアンで良かったと思った日はありませんよ。
これぞプロ野球。最高でしたね。
さて、原稿用紙2枚分ほど野球のこと書いたので、そろそろ写真集の話久しぶりにしますか!
今回はですね、何回か自分のブログのターンの時に紹介したこともある、スティーブン・ギルさんです。
で、紹介する写真集は、現在行われている彼の大規模な回顧展「Coming up for Air :Stephen Gill A Retrospective」の図録になります。
これがもうねぇ、回顧展のポスターがもうカッケェんだわ…2万でどう?(画像は本人のInstagramから引用させていただいております是非Instagramも見てください)
もう最高です。日本シリーズくらい最高です。
はい、表紙最高。
写真撮り忘れましたが、最初に文章が書いてあり、家族、そして、写真を教えてくれた父への感謝が書かれています。
彼は
インタビューでも、父が写真の基礎的な技術を教えてくれたことについて話していたのを覚えています。
そして、父の写真(ヨガしてるおじさん)から始まり、父が撮影したであろう幼き日のギルや家族の写真からスタートします。
家族への愛情や感謝を感じますね。
各作品の撮影年やタイトルもページごとにしったかり書かれています。
ここからは、ギル本人の写真になります。
全作品、全タイトルは流石に載せれないのでご了承を。
初期の頃は今とは違って、中判カメラを使用したポートレート作品が多く見られます。
めっちゃいいっすね。こういう写真好きなんです。アレック・ソスとかも好き。自分が撮らない、撮れない写真だから好き。
さて、彼の作品が変わり始めたのはこの頃のように思えます。
上の3枚は彼の代表作の1つ「Hackney Wick」という作品になります。
彼は違う撮影でたまたまこの地を訪れます。
その時すでにロンドンに9年間住んでいた彼は、自分の知らないロンドンに出会い衝撃を受けました。
ハックニーは長い間、世界中から移民や亡命希望者に避難所を提供してきました。この場所は、特にロンドンの多様性を反映しているように感じたようです。
彼は今は使われていないスタジアムで行われているマーケットでボディもレンズもプラスチック製の日本円にして50円ほどの中古のカメラを買い、すぐに写真を撮り出しました。
そして彼は2年間ハックニーに通い写真を撮り続けます。
ハックニーを撮影した作品はこれ以外にも何作もあり、彼に大きな影響を与えたことが良くわかります。
ハックニーシリーズに関しては、次回以降1冊ずつ紹介したいと思いますのでこの辺にしておいて、どんどん行きますめっちゃあるんで。
これもハックニーを題材にした作品「Hackney Flower」です。
パナい。マジパナい。
これも次回以降紹介します。
こういう作品も撮ってます。
また後でも出てきます。
上の写真は「Birds」という作品で、この頃から鳥好きだったんですね。
昨年世界的に評価された「The pillar」とは全然違いますね、鳥ちっちゃ。
彼はずっと自然というものがテーマの1つになっているように感じます。
どんどん行きましょう。
これもハックニーを題材にした作品「Hackney portrait」
「Skype」なんて作品もあります。
こんなシリーズも。
この3枚は今回の回顧展のタイトルにもなっている「Coming up for Air」という作品です。
Coming up for Airは「一息つく」というような意味があるそうで、今回の回顧展が彼にとっての作品制作の一区切りになっているのかなと感じますね。
どんどん行きませう。せうせう。
いやもうパナい。ほんとパナい。
結婚してください。
この作品は以前にも紹介しましたが、「Talking to ants」という作品です。
この作品は撮影地でカメラを買い、そのカメラの中に現地の土を入れて現地を撮影するという方法を取っています。
ハックニーシリーズから続く、その地域への彼の思いが垣間見れる、作品自体のインパクトとは裏腹にとても優しい作品なように感じます。
パナい。
これは「Hackney Kisses 」という作品です。
またハックニーですね。
これもめっちゃ好きなんです。
結婚してく……いやこれもう結婚してますね。
この作品はギル本人が撮影したものではありません。
ファウンドフォトという手法を使っています。
ファウンドフォトというのは、いつどこで誰が撮影したのかわからない写真群を新たに構成してまとめる手法で、これは数千枚の写真を入手した中からキスの写真だけを抜粋しています。
これもいずれ個別に紹介します。
次だ次だ終わんねーぞこれ。やべえな。
名作しか残してないんですかっと。
これは「Best Before End」という作品ですね。
自分が初めて買ったギルの写真集はこれだった気がします。
これは撮影地で買ったエナジードリンクで現像するという手法を取っています。
またまた地域密着です。
彼は現在増加しているエナジードリンクに目をつけ、現代社会において疲れることすら許されない過酷な生活下に置かれている人間を表現しています。
本来なら現像液として適切ではないエナジードリンクによって現像された写真たちはどこかボロボロになった現代人のように感じられます。
これも彼の代表作の1つ「Night procession 」です。
森の中の低い位置にモーションセンサー搭載のカメラを設置して撮られた動物達。
この作品も後の「The Pillar」に繋がってきますね。
彼は自然を自然のまま自然に撮るということで初めて自然が撮れると考えているのでしょう。
めっちゃ自然て書いたな。
布の作品?もあるみたい。
はい、泣く子も黙る噂の「The pillar」です。
最後は1番最近の作品「Please Notify The Sun」という作品です。
これなんだかわかります?
これ自分で釣ってきた魚の内臓(内側)なんだそうです。
以前宇宙の星々は人間の脳細胞のように繋がっているというのを聞いたことがあるんですが、それと同じような感覚を覚えました。
命って凄い。
そして最後の写真はこれです。
梱包作業してる人達。
これの1番右がギル本人ですね。
そしてまさに持ってる梱包そのままのものが届きました笑
本当に本人やってんだな笑
はい、ということで長々とやってきましたが如何だったでしょうか?
以前紹介した深瀬昌久さんのアーカイブ版もそうでしたが、1人の作家について年代順に追って作品を観れるというのはとてもいいことだと思います。(深瀬昌久さんのに関しては、トモコスガさんの解説つきなので尚更最高)
ギルを以前から知っていた人にはより深く理解するために、ギルをまだ読んだことない人には入門や、お気に入りのシリーズを探すのにピッタリだと思います。
現在プレセール中で安くなってるので、気になる方はこちらからご覧になってください↓
こちら(現在日本で販売してるところが見つからなかったので、ギル本人が運営しているnobody bookのリンクです。海外サイトですが怪しくないです僕もここで買いました)
また、年内他の本もwinter2021とディスカウントコードを入れれば安くなるみたいなので、年末のプレゼントや自分へのご褒美なんかにもいいかもしれませんね。
それでは次回は春季キャンプの頃にお会いしましょう!
バイバイ!